2011年4月6日水曜日

公示地価:18年連続で下落 全地点、景気低迷の影響反映 /岡山

 国交省が18日に発表した公示地価(1月1日現在)によると、県内では調査した全430地点が下落し、全用途で平均3?0%減(前年1?6%減)と18年連続で下落した。用途別の下落率は2?4?4?6%。全体的に下落傾向にあり、景気低迷の影響を反映した結果となった。
 調査地点は15市7町で、住宅地248▽商業地92▽準工業地39▽工業地8
??など430地点(同435地点)。用途別の平均変動率は、住宅地2?8%減(同1?4%減)▽商業地3?6%減(同1?8%減)▽準工業地3%減(同1?4%減)▽工業地2?4%減(同1?6%減)??だった。
 市町別では、岡山市が2?8%減と2年連続の下落。倉敷市も15年連続下落の3?3%減だったのをはじめ、全市町で下がった。
 住宅地の平均
価格は1平方メートル当たり5万500円。最高価格は同14万3000円の「北区伊島町1の3の42」が14年連続、同価格の「同区津島新野1の8の2の2」が6年連続で並んだ。
 商業地の平均価格は12万3900円。最高価格は「北区本町2の1」の112万円で、22年連続1位だった。また、地価調査(09年7月1日現在)基準値と共通する3
1地点のうち、17地点で年度後半の下落幅が大きくなっていた。
 中国5県で見ると、全用途は広島3?8%減▽鳥取4?7%減▽島根3?2%減▽山口5?9%減??で、岡山県の下落幅が最小。不動産鑑定士の竹下俊彦氏は「県全体で下落率は拡大したが、全国と比べると影響は少ない。地域の盛衰ではなく、景気が影響したようだ」と話している。【椋田佳代】


3月19日朝刊

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引用元:RMT

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